はじめに
環境にも人体にも負担が少ない「ナチュラル洗剤」。
重曹・クエン酸・酸素系漂白剤をはじめとした数種類の洗剤で、よっぽど長いこと蓄積した汚れでなければ、家中の汚れを落とすことができます。
- 掃除する場所・汚れごとに専用洗剤をいくつも揃える必要がないため、経済的で在庫管理がラク
- 手肌に触れても安心なため、取り扱いや洗い残しなどで気を遣わなくて済む(考えることを減らせる)
といったところが、面倒くさがりな私には嬉しいです。
ただしこのナチュラル洗剤、それぞれ得意不得意があるため、その特性と使い方を抑えていないと思うように汚れが落ちないのです。
ということで、忘れないようにナチュラル洗剤それぞれの性質や使い方についてまとめました。
この記事では、「重曹」について取り上げます。
重曹の基本
【性質】弱アルカリ性(pH:8.2)
- 粒子が細かく、水に溶けにくい
→ クレンザーとして使える - 酸性の汚れ(家中のほとんどの汚れ)を中和・分解して落とせる
- 洗浄力はマイルドだが、その分素手で触っても問題なく扱いやすい
- 粉のままで使う、重曹水・重曹ペーストにする、クエン酸と合わせて発泡させる、など多様な使い方ができる
ナチュラル洗剤には、他にもアルカリ性の「酸素系漂白剤」「セスキ炭酸ソーダ」「アルカリ電解水」などがありますが、この中でアルカリ度が一番低いのが重曹です。
そのため洗浄力は他と比べてマイルドですが、手肌に優しくて扱いやすく、汚れの種類に応じていろいろな使い方ができる万能さが特徴です。
得意なこと
家庭で発生する汚れのほとんどは酸性なので、アルカリ性の重曹で中和・分解して落とすことができます。
- 軽い油汚れ(古くて固くなった油汚れには不向き)
- 皮脂汚れ
- 茶渋や焦げ付き
- 生ゴミなどの酸性の臭い
苦手なこと(落としにくいもの)
一方で、水アカ汚れなどアルカリ性の汚れの掃除には向きません。
- 水アカ汚れ
- 泥汚れ
- トイレのアンモニア臭などアルカリ性の臭い
使わないほうが良い素材
以下のような素材は傷めたりする恐れがあるので使用を避けましょう。
- 漆器:粉末のままだと傷がつく
- アルミ・銅製品・畳:アルカリ性が変色・劣化を引き起こす
- 無垢材の床や家具:黒いシミができる可能性あり
- ニスやワックスなどでコーティングされている床・家具:コーティングが剥がれる可能性あり
使用時の注意点
使用上の注意点としては以下のようなものが挙げられます。
- 基本的には素手で問題ないが、長時間使用する場合や肌が弱い場合はゴム手袋を着用する。
保管する上での注意点
保管する上での注意点としては以下のようなものが挙げられます。
- 重曹は湿気で固まるため、蓋がしっかりと閉まる容器で保存する。
基本的な使い方
粉のまま使う
以下のような汚れに重曹の粉末をふりかけてスポンジなどで擦り、洗い流す(または水拭きして拭き取る)
- コップについた茶渋
- 鍋底の焦げ
- シンクのぬめり
- IHコンロ
- 生ゴミ箱:ゴミ箱の中に直接重曹を振りかける
- 靴箱:容器に重曹を入れて靴箱の隅に置く
重曹水(重曹スプレー)として使う
40℃のぬるま湯 200mlに小さじ1/2の重曹を入れて溶かす
※ 重曹は水に溶けにくいため、温度と分量に気をつける
※ 濃度を守れば基本的に二度拭き不要
※ 1日で使い切る
- フローリング・洗面所の床:重曹水を含ませたクロスで拭く
- 窓:重曹水をスプレーしてスポンジで洗い、スクイージーで拭き取る
- 壁・床・コンロの油はね:重曹水をスプレーしてクロスで拭き取る
重曹ペーストとして使う
大さじ2の重曹に水大さじ1を加えて混ぜる
※ 重曹と水は2:1
※ 乾いた時に白い跡が残らないよう、二度拭きが必要
- 五徳やフライパン裏の焦げ:重曹ペーストを塗ってラップでパックして30分ほど放置。ラップで擦って汚れを落としたら拭き取る
- 浴室の床(黒っぽい汚れ):重曹ペーストを塗ってブラシで擦る
クエン酸とセットで発泡させて使う
重曹とクエン酸を合わせると、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生して発泡する。この泡が、ヌメりを解消するのに効果的。- 鍋に水2ℓとクエン酸大さじ1を入れて沸騰させる
- 排水溝全体に重曹1/2カップを振りかける
- (1)のクエン酸を溶かしたお湯を排水溝に注ぐ
- 発泡が落ち着いたら、仕上げに水を流す
最後に
他のナチュラル洗剤についても記事を書いています。よかったらぜひみてくださいね。

